Apple WatchでGoogleマップは使える?基本情報と対応状況
Apple WatchはGoogleマップに対応しており、ナビゲーション機能や現在地の確認などが可能です。ただし、すべての機能がiPhone版と同じように使えるわけではなく、Apple Watch版には一部制限があります。
2020年9月以降、GoogleはApple Watch向けに専用アプリの提供を再開しました。これにより、目的地までのルート確認や方向指示など、基本的なナビゲーションが手元で利用可能になっています。
Apple WatchでGoogleマップを使うための前提条件
GoogleマップをApple Watchで利用するには、以下の条件を満たしている必要があります。
- Apple Watch Series 3以降(watchOS 5以降推奨)
- ペアリングされたiPhone(iOS最新版推奨)
- iPhoneにGoogleマップアプリがインストール済みであること
- Apple WatchにGoogleマップアプリをインストール済みであること
- Googleアカウントでのログインと位置情報の許可設定
GoogleマップのApple Watchへのインストール方法
GoogleマップアプリをApple Watchにインストールするには、以下の手順を行います。
- iPhoneで「Watch」アプリを開く
- 「利用可能なApp」から「Googleマップ」を探す
- 「インストール」をタップ
- Apple Watch側に自動でインストールされる
インストールが完了すると、Apple Watchのホーム画面にGoogleマップのアイコンが表示されます。
Apple WatchでのGoogleマップの使い方
Apple Watch版Googleマップの主な機能は以下のとおりです。
- 登録済みの自宅・職場へのナビゲーション
- iPhoneで開始したナビの方向指示を手元で表示
- ETA(到着予想時刻)の確認
操作方法の例
- iPhoneで目的地をGoogleマップで検索し、「開始」ボタンを押す
- Apple Watchにナビゲーションの方向が表示される
- 矢印と距離で進行方向を確認できる
なお、Apple Watch単体では新たな検索や目的地の設定はできません。必ずiPhoneでルート設定を行う必要があります。
通知とナビの表示方法
Googleマップを使用中、Apple Watchには次のような通知が表示されます。
- 左折/右折の方向
- 目的地までの距離
- ルート変更時の案内
通知は振動と文字表示でわかりやすく提示され、音声案内には非対応です。運転中や徒歩移動中に手元でナビ状況を確認できるため、非常に実用的です。
GoogleマップとApple純正マップとの違い
Apple Watchでは、Apple純正のマップアプリも利用可能ですが、Googleマップとの違いは以下の通りです。
機能 | Googleマップ | Appleマップ |
---|---|---|
ルート検索 | iPhoneでのみ可 | Apple Watch単体でも可 |
交通状況 | 一部表示 | 詳細表示可 |
交通機関対応 | 都市部中心 | 広範囲対応 |
両者は得意分野が異なるため、用途に応じて使い分けると良いでしょう。
Apple WatchでGoogleマップを使う際の注意点
1. バッテリー消耗が早くなる可能性
GPSを常時使用するナビ機能は、Apple Watchのバッテリーを消耗させます。長時間の利用には注意が必要です。
2. iPhoneとの接続が必要
Apple Watch単体ではGoogleマップのルート検索はできず、必ずiPhoneとのBluetooth接続が前提となります。
3. 通知が表示されない場合の対処法
- Apple Watchの通知設定がオフになっていないか確認
- Googleマップの通知許可を再設定
- iPhoneとApple Watchのペアリングを再確認
まとめ:Googleマップを活用してApple Watchのナビ機能を最大化
Apple WatchでGoogleマップを使うことで、移動中でもスマートに道順を確認できます。iPhoneと連携しながら使う必要はあるものの、Apple純正マップとは異なる視点からナビを受け取れるのが利点です。
目的地の検索・設定はiPhone側で行い、Apple Watchは「通知・案内の受け取りデバイス」として活用するスタイルが現時点では最適です。徒歩・自転車・車移動のいずれでも、状況に応じて役立つため、ぜひ設定しておきましょう。