Apple WatchとAppleCare+の関係とは?
Apple Watchを購入する際、オプションとして「AppleCare+(アップルケアプラス)」の加入が案内されます。AppleCare+は、通常1年間の製品保証と90日間の無償テクニカルサポートを延長し、さらに故障・破損に対する有償修理サービスも受けられるサポートプランです。
Apple Watchは日常的に身につけるデバイスであり、落下や衝突、水濡れなどのリスクも高いため、AppleCare+の利用価値について検討するユーザーは多く見られます。
AppleCare+の保証内容
AppleCare+ for Apple Watchに加入すると、以下のサービスが利用可能になります。
- 通常保証期間が2年間(Apple Watch Edition / Hermesは3年間)に延長
- Appleによる優先サポート(チャット・電話)
- 過失や事故による損傷に対する修理・交換(1回につき定額のサービス料が必要)
- バッテリーが既定の性能を下回った場合の無償交換
画面割れ、水没、筐体の破損などにも対応していますが、盗難や紛失は対象外です。
加入できるモデルと条件
AppleCare+に加入できるApple Watchのモデルは以下のとおりです(2025年6月時点)。
- Apple Watch Series(現行および旧モデル)
- Apple Watch SE
- Apple Watch Ultra
- Apple Watch Hermes、Edition
購入日から30日以内であれば、Apple公式サイト、Apple Storeアプリ、または実店舗から加入が可能です。ただし、オンラインでの後日加入時にはデバイスの点検が必要になる場合があります。
料金体系とサービス料
AppleCare+の料金はモデルにより異なります。以下は一例です(2025年6月時点、税込価格)。
- Apple Watch Series:8,800円(2年間)
- Apple Watch SE:5,280円(2年間)
- Apple Watch Ultra:14,800円(2年間)
過失や事故による損傷修理の際には、1回ごとに以下のサービス料が発生します。
- 画面・外装の損傷:4,400円
- その他の損傷:9,200円
AppleCare+に加入するメリットとデメリット
メリット
- 画面割れや水没などの高額修理リスクを抑えられる
- 保証期間が延長され、安心して長く使える
- Appleによるサポートが優先的に受けられる
デメリット
- 加入料が機種により割高になる(特にUltraなど高額モデル)
- 盗難・紛失は補償対象外
- 軽度の故障やバッテリー交換だけなら元が取れない可能性もある
AppleCare+に入らなかった場合の修理費用
AppleCare+未加入時の修理費用は高額になることがあります。以下は例です(2025年時点)。
- Apple Watch Series 9(画面修理):約36,800円
- Apple Watch Ultra(画面修理):約54,800円
- バッテリー交換:各モデル約11,000円
このように、一度の修理でAppleCare+加入料を超えるケースもあります。
AppleCare+は途中解約できる?
AppleCare+は途中解約も可能です。サポートに連絡すれば、未使用期間に応じた返金が行われます。ただし、返金額は加入からの経過期間や利用実績により異なるため、正確な金額はApple公式サポートで確認する必要があります。
まとめ:Apple WatchユーザーがAppleCare+を検討すべき理由
Apple Watchは日常的に身につける機器であるため、破損リスクも高めです。特に高額なモデル(UltraやHermes)を使用する場合、AppleCare+の補償は修理費用の負担軽減につながります。
一方で、軽度の使用や短期間の使用を予定している場合は、加入せずに修理費用を自己負担する方が合理的なケースもあります。購入スタイルや利用環境に応じて、AppleCare+への加入を判断するのがよいでしょう。



