はじめに:iPadの「重さ」は選定の重要な基準のひとつ
iPadを購入・検討する際、多くの人が重視するのが「重さ」です。通勤や通学、旅行、家庭内での使用など、利用シーンによって適切な重さは異なります。iPadには複数のモデルが存在し、それぞれ重さに明確な違いがあります。本記事では、2025年6月時点での主要iPadモデルの重さを比較し、実用面での影響や選び方のポイントを事実に基づいて解説します。
1. iPadの重さが重要な理由
iPadはノートPCと比較して軽量な点が利点ですが、モデルによっては500gを超えることもあります。使用目的に合わない重さのデバイスを選んでしまうと、長時間の利用で疲労を感じやすくなるほか、持ち運びにも不便が生じます。
特に次のような場面では、重量の違いが顕著に現れます。
- 外出先での長時間使用
- 手に持ったままの読書やメモ
- 子どもが使用する教育用途
2. 現行iPadモデルの重さ一覧(2025年時点)
Appleが公式に公表している各モデルのWi-Fi版・Wi-Fi + Cellular版の重量は以下の通りです。
| モデル名 | 画面サイズ | Wi-Fi版 | Cellular版 |
|---|---|---|---|
| iPad(第10世代) | 10.9インチ | 477g | 481g |
| iPad mini(第6世代) | 8.3インチ | 293g | 297g |
| iPad Air(第5世代) | 10.9インチ | 461g | 462g |
| iPad Pro 11インチ(M2) | 11インチ | 466g | 468g |
| iPad Pro 12.9インチ(M2) | 12.9インチ | 682g | 684g |
| iPad Pro 13インチ(M4・2024年モデル) | 13インチ | 579g | 582g |
3. 重さに影響を与える要因
iPadの重量は、主に以下の要素によって決まります。
- ディスプレイサイズと素材(特にガラス・アルミ合金)
- バッテリー容量
- 搭載チップと冷却構造
- Wi-Fi版かCellular版か(SIMトレイやアンテナの有無)
同じシリーズでもCellular版は数グラム重くなる傾向がありますが、日常使用で体感できるほどの差ではないことが多いです。
4. 用途別に最適な重さのiPadを選ぶポイント
以下に、よくある利用シーン別の推奨モデルと重さの目安をまとめます。
1. 持ち歩き中心(通勤・通学・外出)
- 推奨モデル:iPad mini(約293g)、iPad Air(約461g)
- 理由:軽量かつ性能が高く、リュックや手提げにも収まりやすい
2. 家庭内利用(学習・読書・動画視聴)
- 推奨モデル:iPad(第10世代)、iPad Air、iPad Pro 11インチ
- 理由:重量と画面サイズのバランスが良好
3. 本格的な作業・制作(動画編集・イラスト・DTM)
- 推奨モデル:iPad Pro 12.9インチまたは13インチ(約579g〜682g)
- 理由:大画面と高性能を重視した用途には最適。ただし重量があるため据え置き利用が前提
4. 子ども用・教育用途
- 推奨モデル:iPad mini(約293g)
- 理由:小さくて軽く、手が小さい子どもでも扱いやすい
5. アクセサリ装着時の重量増加に注意
iPad本体の重さに加え、Apple Pencil、Smart Folio、Magic Keyboardなどのアクセサリを装着すると、実際の携帯重量は大きく増加します。
例として、iPad Pro 12.9インチ(682g)にMagic Keyboard(約710g)を装着すると、総重量は1.3kgを超え、MacBook Air並みの重さになります。持ち運びを前提とする場合は、アクセサリ込みの重量を想定して選ぶことが重要です。
6. モデル変更時の重量差に関する注意点
旧モデルから買い替える際には、重さの変化にも注目する必要があります。例えば、iPad Proの2024年モデル(13インチ)は前モデルより約100g軽くなっており、同等以上の性能を維持しつつ携帯性が向上しています。
特に複数年使う前提であれば、重量面での使いやすさは長期的な快適さにも直結します。
まとめ:iPadの重さは使用目的に応じて選ぶべき
iPadはモデルごとに重さが大きく異なり、それが使用感や用途に直結します。外出用なら軽量なiPad miniやAir、制作用途なら画面の大きなProモデルなど、使う目的に応じて適した重さを選ぶことが、後悔のない購入につながります。また、ケースやキーボードなどアクセサリの重量も含めた「総重量」での判断が重要です。
