iPad第6世代の発売日はいつ?
Appleは、iPad第6世代(正式名称「iPad(第6世代)」)を2018年3月27日に発表し、同日より予約を開始、2018年3月30日から出荷を開始しました。販売は日本を含む一部地域で同時展開されました。このモデルは、教育機関向けのイベントで発表されたことでも知られています。
iPad第6世代の基本スペックと特徴
iPad第6世代は、前モデルである第5世代をベースにしつつ、いくつかの重要なアップグレードが施されています。主なスペックは以下のとおりです。
- プロセッサ:Apple A10 Fusionチップ
- ディスプレイ:9.7インチ Retinaディスプレイ(解像度2048×1536)
- Apple Pencil(第1世代)対応
- カメラ:背面8MP、前面1.2MP
- ストレージ:32GBまたは128GB
- Touch ID(第1世代指紋認証)搭載
- OS:出荷時はiOS 11
最大の特徴は、初めて無印iPadシリーズでApple Pencil(第1世代)に対応した点です。これにより、より広いユーザー層に手書き機能が提供されるようになりました。
教育市場を意識したモデルとしての位置付け
第6世代は、主に教育機関向けに展開されたモデルで、アメリカの学校市場を中心に販売戦略が進められました。Apple Pencilに対応したことで、手書きノートやスケッチ、計算など、教育現場での実用性が大きく向上しています。なお、Smart Keyboardには非対応です。
第5世代からの進化点
iPad第5世代との主な違いは以下の通りです。
- チップ性能:A9 → A10 Fusionにアップグレードされ、処理速度とグラフィック性能が向上
- Apple Pencil(第1世代)対応
- OS:iOS 10 → iOS 11へ更新
それ以外の筐体サイズやディスプレイ仕様はほぼ共通で、外観だけでは判別がつかないほどです。
対応OSと現在の利用可能状況
iPad第6世代は、2023年にリリースされたiPadOS 17には対応していません。最終対応OSはiPadOS 16です(Apple公式情報による)。2025年6月時点では、主要なアプリの多くがiPadOS 16に対応しており、基本的なアプリケーションの使用においてはまだ十分に実用的です。
Apple Pencilの使用条件と注意点
iPad第6世代はApple Pencil(第1世代)のみ対応しており、第2世代Apple Pencilは使用できません。また、ペアリングはLightningコネクタを使って行う必要があります。USB-C接続ではない点に注意が必要です。
中古市場での価格と購入時のチェックポイント
2025年現在、iPad第6世代は中古市場において比較的安価で入手可能です。相場は状態にもよりますが、おおよそ12,000円〜25,000円程度となっています。購入時には以下の点を確認すると良いでしょう。
- バッテリーの健康状態(著しく劣化していないか)
- Touch IDが正常に動作するか
- Apple Pencil(第1世代)との接続確認
- 最新のiPadOS 16がインストール可能か
用途別のおすすめ活用法
iPad第6世代は、以下のような使い方に適しています。
- 学生のデジタルノート・PDF書き込み端末
- 在宅ワーク時のサブディスプレイ
- 動画視聴・電子書籍閲覧端末
- 子ども用の学習・知育アプリ専用端末
Apple Pencilを活用したメモ書きや簡易的なイラスト作成にも向いており、手頃な価格帯でペン入力対応機を探しているユーザーには適した選択肢となります。
まとめ:iPad第6世代は今でも活用価値のあるモデル
iPad第6世代は2018年3月30日に発売され、Apple Pencil対応を特徴とした普及型iPadです。最新のiPadOSには非対応となっていますが、iPadOS 16まで使用可能であり、2025年現在でも多くの基本機能は問題なく使用できます。低価格でApple Pencilに対応した端末を探している方には、依然として選択肢の一つといえるでしょう。
