iPad 3とは?基本スペックと特徴をおさらい
iPad 3(正式名称:第3世代iPad)は、Appleが2012年に発売したタブレット端末です。
当時としては先進的なRetinaディスプレイを初めて搭載し、視認性の高さが話題になりました。
主なスペック:
- 画面サイズ:9.7インチ Retinaディスプレイ(2048×1536)
- プロセッサ:Apple A5X
- OS:iOS 5.1(最大 iOS 9.3.5)
- カメラ:背面5MP/前面VGA
- 接続端子:30ピンドックコネクタ(Lightning非対応)
- ストレージ:16GB / 32GB / 64GB
2025年現在では旧型の部類ですが、条件によってはまだ活用できます。
iPad 3でできること・できないこと
「iPad 3って今でも使えるの?」という質問に対して、現状できること・できないことを分けて解説します。
▼できること
- ローカル保存した音楽・動画の再生
- PDFや電子書籍の閲覧(古いアプリ使用)
- カレンダー・メモ帳など標準アプリの一部利用
- 古いゲームアプリ(iOS 9対応)の起動
▼できないこと
- App Storeでの新アプリのインストール
- 最新のWebサイトやクラウドサービスの利用
- 動画配信サービス(Netflix、YouTubeなど)の視聴
- iCloud同期やiCloud Driveの利用
特にApp Storeの互換性が低くなっているため、アプリ利用には大きな制限があります。
iPad 3の活用方法|再利用するならコレ!
古い端末でも、工夫次第でまだ活かすことができます。以下は代表的な再利用方法です。
① フォトフレームとして使う
iPad 3のRetinaディスプレイは今見ても美しく、写真・スライドショー表示用のデジタルフォトフレームとして活躍します。
② 音楽プレーヤーとして活用
Wi-Fiがなくても、ローカルに保存した音楽を古いDockスピーカーと接続して再生可能。
作業用BGM再生機として使えます。
③ 電子書籍リーダーとして使う
PDF形式で書籍や資料を保存しておけば、オフラインの読書端末として使えます。
目に優しいRetinaディスプレイは長時間の閲覧にも最適です。
④ 子ども用の練習タブレットとして
操作練習や、お絵描き、写真撮影などに活用可能。壊れても惜しくない端末として渡すのに最適です。
iPad 3の中古価値はどれくらい?
2025年現在、iPad 3の中古価格は非常に低く、買取価格はほぼゼロ〜数百円です。
- メルカリ・ヤフオク:1,000円〜3,000円程度(状態次第)
- リサイクルショップ:買取不可または数百円
- ジャンク扱い:パーツ取り用やコレクション目的
このため、「売る」よりも再利用・寄付・リサイクル回収
iPad 3と現行iPadの違い
現在のiPadとiPad 3を比較すると、性能・OS・拡張性の面で大きな差があります。
項目 | iPad 3 | iPad(第10世代など現行) |
---|---|---|
OS | 最大 iOS 9.3.5 | iPadOS 17〜 |
処理能力 | A5X | A14 Bionic 以降 |
ディスプレイ | Retina(初搭載) | Liquid Retina / ProMotion |
充電端子 | 30ピンドック | USB-C |
Apple Pencil対応 | なし | あり(モデルにより第1〜2世代) |
「iPad 3は記念碑的なモデル」でありながら、現代の用途にはスペック不足です。
まとめ:iPad 3は現役では厳しいが再利用には価値あり
iPad 3は、現行のアプリやサービスを使うには厳しいですが、写真表示・音楽再生・オフライン学習などに使う分にはまだまだ役立ちます。
▼ポイントまとめ:
- 2012年発売、Retinaディスプレイ初搭載モデル
- 最新アプリ・Web利用は不可
- 中古価値は低く、売却より再利用がおすすめ
- 音楽・写真・PDF閲覧などローカル用途に強い
押し入れに眠っているiPad 3があれば、ぜひ上記のような方法で第二の人生を与えてみてください。