「iPadを初期化したいけど不安…」という方へ
iPadを売却したり、譲渡したり、動作不良をリセットしたいときに行う「初期化(リセット)」。
便利な操作ではありますが、事前の準備や注意点を知らずに初期化してしまうと、後戻りできないトラブルにつながる可能性があります。
この記事では、iPadを初期化する前に必ず確認すべき注意点や、正しい初期化手順、よくある失敗例までをわかりやすく解説します。
そもそも「iPadの初期化」とは?
iPadの初期化とは、端末を購入時の状態に戻す操作のことです。
以下のような場面で行うことが多いです。
- 売却や譲渡をする前
- iPadの動作が重い・不具合がある
- iOSを一から設定し直したい
初期化を行うと、アプリ・写真・設定・アカウントなど全データが消去されます。
そのため、バックアップやiCloudの設定解除など、慎重な対応が必要です。
iPad初期化前に必ず確認すべき4つの注意点
① iCloud(アクティベーションロック)の解除
Apple IDに紐づいたiPadは、初期化してもiCloudにログインしていないと使えないようにロックされています(アクティベーションロック)。
これを解除せずに初期化すると、中古買取や譲渡時に使えない端末となってしまいます。
解除手順:
- 設定 → Apple ID(画面上部)をタップ
- 「探す」→「iPadを探す」をオフ
- Apple IDのパスワードを入力してサインアウト
② バックアップを取っておく
初期化後は元のデータに戻せません。大切な写真・アプリ・設定は事前にバックアップしておきましょう。
おすすめの方法:
- iCloudバックアップ:Wi-Fi環境で設定 → iCloud → バックアップ → 今すぐバックアップ
- PC(FinderまたはiTunes)でのローカルバックアップ:MacまたはWindows PCとiPadを接続して実行
③ Wi-Fiや充電環境の確保
初期化の途中でWi-Fiが切れる・バッテリーが切れるとエラーになることがあります。
充電ケーブルをつなぎ、安定したWi-Fi環境で行いましょう。
④ 初期化しても復元できるよう準備しておく
バックアップが完了したら、初期化後にすぐ復元できるよう、Apple IDとパスワード、2段階認証の準備も忘れずに。
iPadの初期化方法|手順を画像なしで解説
実際にiPadを初期化する手順は以下の通りです。
- 設定アプリを開く
- 「一般」→ 「転送またはiPadをリセット」
- 「すべてのコンテンツと設定を消去」を選択
- Apple IDパスワードを入力(必要に応じて)
- 画面の案内に従って初期化を完了
数分〜十数分で、iPadが工場出荷時の状態に戻ります。
【注意】初期化後に困りがちな3つのトラブルと対処法
1. 「iPadは使用できません(アクティベーションロック)」と表示される
これは、Apple IDのサインアウトを忘れた場合に発生します。iCloudに再ログインしてロック解除を行いましょう。
2. バックアップからの復元に失敗する
iCloudの容量不足やWi-Fi切断が原因になることがあります。バックアップデータが古すぎる場合もエラーのもとです。
3. 初期化後のセットアップでApple IDを忘れた
Apple公式サイトの「iforgot.apple.com」からパスワード再設定が可能です。
Appleサポートへの問い合わせが必要なケースもあるため、情報管理は慎重に。
初期化後はどうなる?再設定の流れを簡単に紹介
初期化が完了すると、iPadは新しいiPadとしての初期設定画面になります。
▼設定画面で行うこと:
- 言語・地域の設定
- Wi-Fi接続
- Apple IDのログイン
- データの復元 or 新規スタートの選択
ここでiCloudバックアップやPCのローカルバックアップを選択すれば、元の状態に近い形で復元が可能です。
まとめ:iPadの初期化は準備と注意を怠らなければ怖くない
iPadの初期化は、正しく行えば安全かつ便利な操作です。しかし、Apple IDやデータの管理を怠ると大きなトラブルに発展することも。
- iCloudの解除(アクティベーションロック)を忘れない
- バックアップは事前に必須
- 充電とWi-Fi環境を確保して実行
これらのポイントを押さえれば、iPadの売却・譲渡・再設定もスムーズに進められます。
安心して初期化を行うために、ぜひ本記事を参考に準備を進めてください。
 
  
  
  
  




