iPhone画面右上のベッドマークとは?
iPhoneの画面右上に突然表示される月のアイコン、通称「ベッドマーク」。通知が届かなくなったり、アラームが鳴らないなどの不具合に気づき、このマークに疑問を持つ方も多いです。
このマークは、iOSに搭載されている集中モード(旧おやすみモード)やヘルスケアアプリの睡眠スケジュールと連動して表示されます。意図せずONになっていると、通知がブロックされたままになることがあります。
通知が届かない原因:ベッドマークは集中モードのサイン
ベッドマークが表示されたまま消えない場合、最も考えられるのは以下の2つの原因です。
- 集中モード(おやすみモード)がONのままになっている
- ヘルスケアの睡眠スケジュールが有効になっている
これらの設定が有効だと、着信や通知、アラーム音が制限されます。特に自動スケジュールが設定されていると、意図せずONになっていることが多くあります。
【対処1】コントロールセンターで集中モードを確認・解除
最初に確認すべきは、集中モードがONになっていないかです。
- 画面右上からスワイプしてコントロールセンターを開く
- 月のマークが表示されていたら、集中モードがONの状態
- タップしてOFFにすることで、ベッドマークも消えます
この操作でマークが消えれば、集中モードによる表示だったことが確定します。
【対処2】集中モードの自動スケジュールをオフにする
意図せず集中モードがONになる背景には、スケジュール設定の存在があります。特定の時間帯に自動的にONになるよう初期設定されている場合があります。
- 設定アプリを開く
- 「集中モード」→「おやすみモード」を選択
- 「スケジュールまたはオートメーション」を確認
- 不要なスケジュールをOFFまたは削除
この設定を見直すことで、毎晩同じ時間に自動でベッドマークが表示される状況を防げます。
【対処3】ヘルスケアの睡眠スケジュールも要確認
「集中モードはオフなのに消えない」という場合、ヘルスケアアプリの設定が影響しているケースもあります。
- 「ヘルスケア」アプリを開く
- 下部の「ブラウズ」→「睡眠」を選択
- 「フルスケジュールとオプション」→「スケジュール」をOFFにする
睡眠スケジュールは集中モードと連動しており、有効になっていると自動でベッドマークが表示されることがあります。
【補足】ベッドマークが原因で起こりやすいトラブル
以下のような症状がある場合は、ベッドマークによる集中モードの影響が考えられます。
- 通知が届かない(LINE・メールなど)
- 電話の着信音が鳴らない
- アラームが鳴らない/無音になる
これらはすべて集中モードによる制限機能の一環です。
ベッドマークを無効にしても問題ないの?
ベッドマークを表示させる設定は任意で制御可能です。無効にしてもiPhone本体の動作には一切問題ありません。
通知やアラームを逃したくない方、時間管理を自身で行いたい方にとっては、集中モードや睡眠設定をオフにする方が快適に使用できます。
設定を変えたのにベッドマークが消えないとき
まれに、すべての設定を見直してもマークが残る場合があります。その際は以下を試してみてください。
- iPhoneを再起動する
- iOSの最新アップデートを適用する
- 複数の集中モード設定を個別に見直す
設定ミスや一時的なバグが影響している可能性があります。
まとめ:ベッドマークは「通知制限のサイン」、状況に応じて設定を調整しよう
- iPhoneのベッドマークは、集中モードまたは睡眠スケジュールにより表示される
- 通知・着信・アラームに影響を与えるため、意図しない表示は設定を見直すべき
- 集中モード・ヘルスケア両方の設定を確認することが重要
ベッドマークを正しく理解し、自分にとって最適な通知設定を整えることで、iPhoneをより快適に活用できます。