「iPhoneを探す」がオフにできないときの基本を理解しよう
「iPhoneを探す(旧称:iPhoneを探す機能)」は、端末を紛失したときの強力なセキュリティ機能です。しかし、機種変更や売却のタイミングでオフにしようとした際、うまく設定できず困るケースも珍しくありません。
この記事では、なぜ「iPhoneを探す」がオフにできないのか、その原因と具体的な解決策をわかりやすく解説します。
なぜ「iPhoneを探す」がオフにできないのか?主な原因3つ
オフにできない主な理由には以下の3つがあります。
- Apple IDのパスワード入力が必要:正しいパスワードが求められるため。
- スクリーンタイム(機能制限)が有効になっている:設定変更が制限されている場合がある。
- デバイスがMDM(管理ツール)で管理されている:企業や学校が配布した端末の場合。
ここから、それぞれのケース別に詳しく解説していきます。
ケース1:Apple IDのパスワードが分からない場合の対処法
「iPhoneを探す」をオフにするには、必ずApple IDのパスワード入力が必要です。もしパスワードを忘れてしまった場合は、以下の方法でリセットしましょう。
- 設定アプリを開き、「自分の名前」→「パスワードとセキュリティ」→「パスワードを変更」を選択。
- 指示に従って本人確認後、新しいパスワードを設定。
リセットには本人確認情報(登録電話番号、メールアドレス、セキュリティ質問など)が必要です。
ケース2:スクリーンタイム(機能制限)が原因の場合
スクリーンタイムの設定で「アカウント変更を許可しない」になっていると、「iPhoneを探す」をオフにできないことがあります。
確認・解除方法はこちらです。
- 設定アプリを開く
- 「スクリーンタイム」→「コンテンツとプライバシーの制限」→「アカウントの変更」を確認
- 必要なら「許可する」に設定変更
ケース3:MDM(モバイルデバイス管理)が有効な場合
企業や学校が管理するiPhoneには、MDMという管理プロファイルがインストールされています。MDM管理下のiPhoneでは、管理者権限がないと「iPhoneを探す」をオフにできません。
この場合は、自力での解除は基本的に不可能です。配布元に問い合わせる必要があります。
トラブル時に試しておきたい3つの追加対策
それでも解決しない場合、以下を試すことで問題が改善する可能性があります。
- iOSを最新版にアップデートする:不具合解消が期待できる。
- サインアウト・サインインをやり直す:アカウントの認証情報を更新。
- iPhoneを再起動する:一時的なバグのリセット。
「iPhoneを探す」をオフにする際の注意点
この機能をオフにすると、万一iPhoneを紛失した場合に探せなくなるリスクがあります。そのため、以下のタイミング以外では無理にオフにしないほうが安心です。
- 機種変更して旧端末を初期化する前
- iPhoneを売却・譲渡するとき
- 修理や交換に出す場合
まとめ|慌てず原因を切り分けて対応しよう
「iPhoneを探す」をオフにできない原因は人それぞれ異なりますが、多くはApple IDのパスワードやスクリーンタイムの設定にあります。順番にチェックしていけば、必ず解決策は見つかります。
iPhoneを安全に使うためにも、設定変更の際は焦らず慎重に操作していきましょう。