iPhoneの「ダークモード」って何のためにあるの?
ダークモードとは、画面全体の色調を明るい背景(ライトモード)から暗めの背景(ブラックやダークグレー)に切り替える機能のことです。iOS 13以降のiPhoneに標準搭載されており、「設定」アプリ → 「画面表示と明るさ」から簡単に切り替えることができます。
「目に優しい」「バッテリー持ちが良くなる」といった理由から注目されている機能ですが、実は使い方次第でiPhoneをもっと便利にできるライフハックがたくさんあります。
ダークモードの定番活用シーンは「夜間」だけじゃない!
朝の通勤ラッシュでの“目覚め防止”に
人によっては、朝の満員電車でiPhoneのまぶしい画面を見るのがしんどいという声もあります。そんなとき、ダークモードはちょうどいい明るさに抑えてくれるので、自然な目覚めを妨げずに済みます。
バッテリー残量が気になるときに
iPhoneのディスプレイがOLED(有機EL)のモデルを使っているなら、ダークモードにすることでバッテリー消費を抑えられるという話、聞いたことありませんか?
黒い画面では発光を最小限にできるため、長時間の使用が求められる外出時などに重宝します。
「スケジュール設定」で自動切り替えを活用しよう
iPhoneではダークモードを時間帯に応じて自動で切り替えることも可能です。
- 設定方法
「設定」→「画面表示と明るさ」→「外観モードを自動にする」をON →「オプション」から時間指定または日の出〜日の入りで設定可能。
これで、昼間は明るく、夜間は目に優しく、とメリハリある使い方が実現できます。
特定のアプリだけダークモードにしたいときは?
全体をダークモードにしたくない、でも一部のアプリだけ暗くしたい――そんなときに活用できるのが「ショートカット」アプリと「集中モード」の組み合わせ。
例:読書アプリだけダークモードに
- 「ショートカット」アプリで「集中モード」作成
- モード開始時に「外観モード:ダーク」に自動切り替え
- モード終了時に「外観モード:ライト」に戻す
これにより、読書タイムだけ暗めの画面に設定し、それ以外は通常表示で使えます。
ダークモードでも「見にくい」と感じたら?
ダークモードは人によって「見やすい・見にくい」が分かれることがあります。以下の工夫で、視認性を改善できます。
- 文字の太さを太くする
「設定」→「アクセシビリティ」→「画面表示とテキストサイズ」→「太い文字」をON - コントラストを上げる
「コントラストを上げる」をONにすると、背景と文字の差が強調されます。 - ホワイトポイントの調整
画面全体の明るさを抑えたい場合におすすめ。
ダークモードを使うと起きる「意外な変化」
バックグラウンドとの相性が変わる
ダークモードにすると、壁紙やウィジェットの見え方もガラッと変わります。特にカラフルな背景画像はダークモードで浮いて見えたり、逆に控えめな壁紙はしっくりくることも。自分に合った「背景×モード」の組み合わせを探すのも楽しいですよ。
集中力が上がる?という声も
特に夜間や暗い部屋で作業をする人にとって、画面が暗いと周囲のノイズが減って集中しやすいという声もあります。これもダークモードならではの効果のひとつ。
ダークモードを切り替えるための裏ワザショートカット
ホーム画面やコントロールセンターから一発で切り替えられると便利ですよね。
- コントロールセンターに追加する方法
「設定」→「コントロールセンター」→「ダークモード」を追加
これで、スワイプだけで切り替え可能! - Siriに頼む
「ダークモードをオンにして」と言えば、即切り替え!
まとめ:ダークモードは“使い分け”がキモ
iPhoneのダークモードはただ目に優しいだけではなく、シーンに合わせて“使い分ける”ことでより一層その便利さが際立ちます。
特に、集中モードやショートカットとの連携は、iPhoneヘビーユーザーにとって大きなライフハックとなるはずです。
「いつもオンにする」だけでなく、「必要なときに賢く使う」。これが、iPhoneダークモードの真のポテンシャルです。